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エンリッチメントって「おもちゃ」だよね！
と、思ったあなた！必見です。
「おもちゃ＝エンリッチメント」と思われがちですが、それは大きな誤解です。
エンリッチメントを実行する過程で、飼育者側のアクションが結果的におもちゃの提供になっていることはありますが、おもちゃを提供したからエンリッチメントになるんだということは、必ずしも正しいとは言えません。
動物園や水族館の飼育員が本気で必要なエンリッチメントを実行するとき、以下のような流れでエンリッチメントを進めています。
全10ステップ
①その動物を知る
②その動物種の行動レパートリーをリストアップする
③各行動レパートリーについて、どのような動き、頻度、所要時間、機能なのかを整理する
④行動レパートリーの中から、その動物種において優先順位が高いものを選択する
⑤選択した行動レパートリーにおける行動の特徴と行動を促す要因・環境・きっかけをリストアップする
⑥選択した行動レパートリーを促すエンリッチメントの装置や、飼育環境をデザインする
⑦安全性、飼育頭数を考慮して、エンリッチメントを提供する
⑧どのように利用しているか、定期的にモニタリングする
⑨モニタリング結果からエンリッチメントを見直す
⑩再度、改善してエンリッチメントを実行する（⑧〜⑩を繰り返し）
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